乳腺専門医がおります
患者さん一人一人に応じたふさわしい治療と十分な説明を行っております
当院には乳腺専門医が2人、乳がん看護認定看護師がおります。
「乳がんかもしれない」や「乳がんと言われたが、これからどうしよう」など、乳がんに関する疑問や悩みに対して、良い手がかりの一つは信頼できる「乳腺専門医」をみつけることです。
「乳腺専門医」とは、乳腺の診療領域において適切な教育を受けて、十分な知識と経験を持ち、乳がんの診断と治療について標準的かつ総合的な診察を提供できる医師です。
「乳腺専門医」は、日本乳癌学会が認定しており全国にいます。乳腺専門医は基本となる診療科(内科や外科など)を前提として、乳腺領域のみならず、幅広い知識を身につけることが必要とされます。また当院には「乳がん看護認定看護師」がおります。「乳がん看護認定看護師」は、日本看護協会が認定しており、6ヶ月にわたる乳がん診療研修の後、認定試験に合格した者のみに交付されます。「乳がん看護認定看護師」は患者さんやご家族への治療に伴う身体的・心理的・社会的サポート、治療選択のサポート、ボディイメージの変容に関わるケア、術後のリンパ浮腫予防のアドバイスなど乳がん治療に関連した質の高いケアを提供しております。
乳がんの治療は、手術や薬、放射線などを組み合わせて行い、何通りもの治療法があります。どれがご自身にとって最善か、ご本人と医師がじっくり話し合って決めなくてはなりません。
手術を行うのは乳腺外科医ですが、診断や治療は外科医が1 人で決めるわけではありません。とくに診断が難しいケースでは、画像診断や病理診断の見解に基づいて、どんな診断をしたら整合性がとれるか、乳腺専門医、外科医、放射線科医が集まるカンファレンスで相談して決めています。
そして、手術方法や術前・術後の薬物療法をどうするかなども医師だけでなく看護師や薬剤師などチームで話し合い検討し、患者さんの意向を伺ってから決定しております。
乳腺専門医含めた医師が患者さん一人一人に応じた最善の治療をご提案し、納得いくまで十分な説明を行います。また乳がん看護認定看護師はじめ、スタッフ一同で心理的サポートだけでなく、治療方法を選択する際のアドバイスを行い、患者さんが納得した治療を選択できるようサポートいたします。
セカンドオピニオン外来や、乳がん看護認定看護師による看護外来も行っております。