CT検査
CT検査とは
体内各臓器のX線の吸収差を用いて横断像(輪切り)を得る検査です。
当院では、2017年6月に最新のCTスキャナを導入しました。瞬時に細かく32断面(スライス)が同時に撮影できる世界最高水準のマルチスライスCT技術を搭載していますので、撮影時間の大幅な短縮が可能になり、高水準なCT検査が行えます。また「被ばく低減画像再構成法」の採用で被ばく線量は最大約75%まで低減可能となりました。
何がわかる?
CT検査は体内の様々な病巣を発見することができます。
乳房内の状態を始め、リンパ節・肺・肝臓の転移診断が可能となります。
CT造影剤
検査目的によって造影剤を静脈内に注射します。これは以前から使用されている安全な薬ですが、他の薬剤と同様に副作用を完全に回避することはできません。問診にてアレルギーの有無を確認し、副作用のリスクを十分に説明した上で検査を行います。健康な方では、12時間以内に大半が腎臓から排出されます。造影検査終了後は、積極的に水分を摂って下さい。
撮像
仰臥位(仰向け)の状態でベッドに横になっていただき、トンネル内を移動しながら撮像します。通常5~10分程度で検査は終了します。検査部位によっては、息を止める必要がある場合があります。