骨シンチグラフィ
骨シンチグラフィとは
全身の骨に集まる特性を持った放射線同位元素を含む薬を静脈内に注射し、体内の骨組織から放出されるガンマ線を画像化する検査です。
何がわかる?
乳がんが骨に転移していないかを確認するために行います。
また、骨の炎症、骨折、その他多くの骨の病気を診断できます。
注射
注射後、お薬が骨に十分に集まってから画像をとります。集積するまでに最低2時間必要です。
空き時間は、飲食や外出の制限はなく、自由にお過ごしいただくことができます。撮像の時間は注射時にお伝えします。
撮像
当院では全身撮像に加え、肋骨部には360度回転させるSPECT画像を追加しています。
撮像には合計30分ほど要しますが、ベッド上で横になっていただくだけです。
被爆
静脈内に注射された放射線同位元素は、数時間で信号(放射線)が弱くなって、やがてなくなってしまいます。
これは、放射線同位元素が尿排泄されたり、放射線を放出する放射線同位元素そのものの能力が弱くなってしまうからです。体内に残り続けることはありませんので、ご安心ください。