吸引式組織生検
乳房内のごく小さな石灰化あるいは小さなしこりに対して乳房組織を吸引しながら採取(生検)し病理学的に調べるものです。乳房専用のX線装置を使用し、コンピュータ制御下で行うステレオガイド下吸引式組織生検と、超音波装置を使用し行うエコーガイド下吸引式組織生検があり、それぞれ調べたいものによって検査の適用は異なります。細胞診や針生検よりも広範囲の組織を採取することができ、また1回の穿刺で複数の組織を採取できるため、早期のがんや小さな乳がんでもより確実な診断をすることができます。
十分に麻酔を行いますので、通常痛みはありません。
皮膚に約5mmの切開を行います。危険性はほとんどありませんが、検査時間が30分程度かかりますので、途中で気分が悪くなってしまう事があります。我慢せずに早めに申し出て下さい。