マンモグラフィ
マンモグラフィとは
乳房のX線撮影のことです。乳房は柔らかい組織でできているために、専用のレントゲン装置を使用して乳房を圧迫して薄く平らにしながら撮影します。乳房全体を一度に描出できるため、スクリーニングとしての検診において、有効性が高く評価されています。
当院のマンモグラフィ
当院のマンモグラフィは、デジタル画素サイズ50μm、直接変換型フラットパネルを搭載しております。撮影後すぐに画像が確認でき、診察室では大きなモニターに映し出して画像説明を行うことが可能です。
何がわかる?
しこりの他に、しこりを触れないごく早期の乳がんの所見である石灰化という病変の描出に優れているため、早い段階で乳がんを見つけることができます。
痛いの?
乳房を挟むときに痛いと言われていますが、専門の技師が行いますのでそれほど痛くありません。乳房を薄く、均等な厚みとすることで、乳腺の重なりを分離することができ、乳房内部の様子がわかりやすくなります。また、乳房の厚さが薄くなることにより、少ない被ばく線量で撮影できます。
被ばくは?
X線検査ですので、放射線被ばくはありますが、乳房だけの部分的なもので骨髄などへの影響はなく、白血病などの心配はありません。マンモグラフィ1枚の撮影は、東京からサンフランシスコを飛行機で移動する際の被ばく量と同等です。